前回は現金管理の簡便な方法をお伝えしました。
今回は現金管理ができた後に入金・出金等をする預金管理についてお話しさせていただきます。
預金と一概に言っても色々ありますよね。
当座預金、普通預金、定期預金、定期積金、通知預金などの種類があります。
しかしながら、一般的に使用頻度が高いのは当座預金と普通預金でしょうか。
当座預金は小切手の振り出しなど、少し特殊な手続きもあるので、今回は普通預金を中心に
預金管理を行う方法をお伝えしようと思います。
預金管理とは、通帳を帳簿化してしまうことです。
帳簿作成の際に一番困ることは誰に、何を、どうしたのか、が不明ですと、帳簿作成の前に
その事実関係を確認等しなければならなくなり、帳簿作成に辿り着くまで大変な時間と労力がかかってしまいます。
そこで、通帳に記帳されるように取引を行ってもらうことが、簡単なコツです。
入金については売上や売掛金の回収が多いのではないでしょうか?
そこで、毎日の現金売上や現金にて回収した売掛金は、その翌日にできれば1円単位まで正確に預金口座へ入金して
もらうのが良いと思います。(キャッシュインバンクとも言います)
そして入金後に通帳に記帳された数字のところに”〇月△日分売上”や”A社 〇月分売掛金入金”と記載しておくことで、
帳簿作成の際に大変有用な資料として活用することが可能になると思います。
通帳は手書きの文字で汚れるというかきれいではなくなりますが、効果は大きいので是非試していただければと思います。
出金についてのお話しは次回に記載したいと思います。